vontline2006-10-29

世田谷美術館にアンリルソー展を見に行った。
Henri Rousseau

http://www.tokyo-np.co.jp/event/rousseau/coupon.html

もいらのすきな『夢』は出品されていなかった。全体的にルソーの作品数が少なく、ルソーをぱくた人たちの作品のほうが5倍ほど追加展示されていた。(;´Д`)


でも大きな絵だけガラスで覆われてなくて間近でペインティングの方法などが見れて良かった。

世田谷美術館には美術館とレストランを結ぶ部分に細長い廊下があるのだがそこにダンボールでできた植物のアーケードがしつらえられていた。子供たちがワークショップで彩色し思い思いの動物を描いた疑似体験型楽園だ。
実際の展示よりその回廊のほうが面白かった。

Henri Rousseau: Jungles in Paris
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/rousseau/
Henri Rousseau: Jungles in Paris, 3 November 2005 - 5 February 2006

後でわかったのだがロンドンのテートギャラリーで去年から今年のはじめにかけてルソー展を開催しており、そちらのほうがルソーの人となりや作品など全体像が把握できる仕組みになっている。


うちにも『夢』の印刷したのがお風呂場のドアにはってあるんだけど、おっきなポスターでもあったら買おうと思ったのだが他の作品のしかなかった。

ルソーの作品は断片的にしか知らなかったが蛇使いの女とか眠るジプシーとか、みてみたい。
ニューヨーク近代美術館のストライプのトートバッグ(ポールスミスのストライプみたいの)はルソーのジプシーの服にヒントを得ていたとは。
http://www.moma.org/collection/browse_results.php?criteria=O%3AAD%3AE%3A5056&page_number=1&template_id=6&sort_order=1

ルソーは実際には南国へ行ったことが無く、パリの植物園へスケッチに行って植物を描いたらしい。ピカソとかに気に入られていて洗濯船で催されたパーティーの主賓になったりしていたらしい。家庭には恵まれず病気で66歳で没。50歳まで税務官をしていたが絵を描きたくて仕事をやめほとんどの作品はそれから死ぬまでの20年足らずで描かれたとのことだ。

最後に生み出された作品が『夢』だが、夢って題名は抽象的すぎるので蛇使いを指し示す女とかのほうがわかりやすいよね。
自然のジャングルのはずなのに長椅子があるのはそこが植物園だからか。

世田谷美術館その他の作品に、眠るジプシーのパロディーでジプシーがライオンに食べられちゃった後の絵も飾られていたが、うちのにゃんも私が寝てる時あんな風にすごく顔を近づけてきて様子を伺うことがあり、そのときの表情や仕草が似てる。あのライオンはジプシーを食べようとしたんじゃなくて、マンドリンを弾いてよ。と起こしに来たんだと思う。

http://snider.dk/musik.html
漏れと同じように感じて曲を作った人が既に居たよヽ(´ー`)ノ
http://butik.inthehouse.dk/catalog/product_info.php?cPath=26&products_id=84&osCsid=688e99633f16407c2bd639598d11615e
試聴してみたらコード進行はメジャーを基本として普通っぽく、リズムもエスニック風じゃなかったけどね(w
マイケル・フランクスの名盤、スリーピング・ジプシーもアンリ・ルソーに由来してるんだろうか。ジャケットは違うっぽいけども、他のアルバムでマイケル・フランクスTiger in the rainをタイトルに使ってるよ。
http://www.theweekmagazine.com/review.aspx?id=846