"この国の司法は腐ってる"と、青色発光ダイオードの中村さんに言わしめた日本の司法であるが、裁判所の中の人たちは自らがどうなっているかにはあまり関心がないようである。
以前、流しの生ごみかごのCMか何かで、「見なかったことにしよう」と、汚れに対して目を覆った女性タレントが言っていたが、まさにそれと一緒で気づかないふりをしているんだと思う。って言うか慣れてしまって腐っていてもへーきなのだろう。boschの絵の中の人々の表情がどこか悦楽に浸っているかのように見えるのと似かよって。(その司法制度の中で生かされている私もおなじあなのむじなであるともいえるが)



先日東京高裁で判決のあった"1票の格差5.134倍でも合憲"について調べようとしたが、まったく検索できないし、開示のシステムもないようであった。

しかし、事件番号がわかると割と調べやすいこともわかった。
事件番号については被告に当たる千葉県で教えてもらえた。
この、被告に当たるのに、千葉県ではきちんと事件番号を開示してくれたという点がちょっといい話である。

あまりに裁判所の攻略法が難しいため、調べているうちに、自分が何のためにこんなに知りたがっていたかを忘れてしまい、エネルギー値が極端に下がってしまった。今はこれ以上調べる気持ちになれないので一応事件番号だけご参考までにここに記載します。

2005年1月20日判決(東京高裁)の事件番号 『平成16年(行ケ)第303号』
もうひとつ係争中の事件番号 『平成16年(行ケ)第359号』
(数字は漢数字かもしれません)

ところで、
日本の司法のどこがどのようにダメダメなのか、報道機関はきちんと伝えず、中村教授が怒っていることだけをことさら取り上げ、むきになってる守銭奴のように扱ったので、報道機関と司法の勝ち。8億、もらえればいいじゃん。という意見が大半だた。
裁判の報道とか、記者会見でも中村教授は負けたのではないだろうか。
たとえ勝つ確率がマイナスでも、和解せず最高裁まで戦ったら、きちんとした履歴として残ったような気もする。

高裁の履歴はあまり重要視されないようなかんじだ。

事実はどうなのか、少し法律に興味を持つとわずかながら何かが見えてくる。