まだ買ってなくてヨカタ

iPod touchが9月22日より順次出荷開始され、翌23日午前には多くのユーザーの手元に届き始めた。
だが、商品の到着を喜ぶのもつかの間、Windowsユーザーからは不具合報告が相次いでいる。
なんと、iPod touchが一切操作を受け付けないという。

まずiPod touchに電源を入れると、USBケーブルを使ってiPod touchとPCを接続するように画面上で指示される。
iTunesiPod touchを認識しており、楽曲や動画などの同期も行えるが、
iPod touch側はPCとの接続を促す画像を表示したまま一切の操作を受け付けなくなってしまう。

唯一できるのは、筐体左上にあるスリープボタンから電源を切ることくらいだ。
もちろん再度電源をオンにしても、画面上ではiPod touchとPCを接続するように指示されるだけで、他のメニューなどは開けない。
Windowsユーザーにとって、現在のところiPod touchは使い物にならない。

ただ、この症状はWindowsユーザーだけにしか見られない。
Macユーザーは通常通りに利用できている。
一体、何が起きているのだろうか。

このような事態に対して一部家電販売店が早くも対策を打ち出している。
ヨドバシAkibaによれば、iPod touchには出荷段階からロックが掛かっており、
これを解除するには一度Macに接続する必要があるという。
そのため、同店舗では「お客様から要望あれば(ロック解除に)対応する」としており、
現在、2階のAppleコーナーに展示してあるMacにユーザー持込のiPod touchを接続させている。
なお、この措置はヨドバシAkibaのみ実施しているとのことだ。

いずれはiTunesのアップデートによりこの不具合は解消されるだろう。
しかし不思議なのは、どうしてこのような問題が起こったか、である。
アップルにWindowsマシンが一台でもあれば、すぐに確認できたはずなのだ。

この件についてアップルの広報担当者とは連絡がとれなかった。
サポートにも電話がつながらない。

ソース:CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20356999,00.htm