レニ・リーフェンシュタールの熱帯魚のDVDをかりてきた。
101歳まで生きて90すぎてもダイビングしていたそうだ。
(;´Д`)
作品の冒頭で海洋保護についてコメントしている。

映像はソフトコーラルの生育している範囲が主で、インド洋、紅海、カリブ海などの、水深20-30m付近に生息するカワハギの仲間、ウミウシ、うつぼ、エイなどが色鮮やかにゆったりと撮影されている。
監督はレニだが、カメラは別の人。
やはり潜水しながらカメラも操作というのは相当きつい。
呼吸が続かなくなる。

水深2-3mくらいの浅瀬の珊瑚礁は光や色のバリエーションが豊富で面白いのだが、レニの映像は深い位置でちょっとライトを使いぎている感じがした。浅瀬のほうがライトを使わず自然光で写せる。また、個人的にはソフトコーラルよりも水面ぎりぎりに育つ枝珊瑚などのほうが好きなのでこのDVDは少し物足りなかった。
また、枝珊瑚をバリバリカリカリとかじるスズメダイやブダイのおとは使われていなくて、アンビエントなBGMが使われていたのも残念。
音楽も売りなのだろうけれど、副音声で魚の音もダイバーのエアの音も入れたらよかったのではないだろうか。

もう、モルディブ珊瑚礁はレニが撮影した時よりも破壊が進んでいるので今のうちに浅瀬の映像も誰かが撮影しておかないと見れなくなってしまう。モルディブでは、珊瑚礁が破壊されてゆくので、対策としてフォーシーズンやヒルトンなどを誘致し、リゾートを高級化させていっている。
叶姉妹がゆくスパ高級リゾートなら別に珊瑚礁の上でなくてもよさげだ。白砂の遠浅のビーチには珊瑚はないので棲み分けてはいるのだが。

ついでに書くと、ホリエモンの人がダイビングライセンスをとったと社長日記に出ていたが、お金持ちなら珊瑚礁保護基金でも作ってほしいものです。具体的にはどういうことができるかはよくわからないけれども、CO2排出権ビジネスとか、珊瑚礁再構築計画などに出資できるのでは。
ちなみに漏れはダイビングはせずシュノーケリングだけするのだが、深いところには行かないので無問題。

http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/feature/0505/index2.shtml